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事件災害

有珠山の火山活動で麦畑が隆起し、昭和新山が出現

1944年 | 事件災害

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太平洋戦争中の1944年6月23日、有珠山南東山麓の壮瞥村(現壮瞥町)の麦畑で最初の大爆発が発生した。火山活動は前の年の暮れの地震から始まり、大中小規模の噴火を繰り返して45年の9月まで続いた。最大で標高407メートルまで隆起した山は昭和新山と名付けられた。隆起の様子を詳細に記録した地元の郵便局長、三松正夫氏が一帯を購入。57年に国の天然記念物に指定された。

壮瞥村(現壮瞥町)の麦畑が隆起し、昭和新山が誕生したのは太平洋戦争中の1944年(昭和19年)6月から翌年にかけてだった。朝日新聞は敗戦後の1945年10月21日付で『学会の新話題"昭和新山"』の見出しでこれまでの経過を紹介した。『僅か半歳の間に高さ五百米、約0.5キロ平方の山が畑の中に盛り上がったといふ世界稀な地異』としている。記事には北大の福富孝治教授の談話もあり、噴火4日後に現地を訪れて噴火口の約200メートル手前まで接近したが、『爆発のため近寄れず命からがら逃げ帰りました』と語っている。

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